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2011年5月30日 (月)

パキスタン、カルザイ大統領に米国外しを提案=アフガン政府当局

パキスタン、カルザイ大統領に米国外しを提案=アフガン政府当局
2011年 4月 27日  18:16 JST
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_228987 より

パキスタンは、アフガニスタンのカルザイ大統領に対して、イスラム原理主義組織、タリバンとの和平協定の締結や経済再建を目指すにあたって、米国と長期の戦略的パートナーシップを締結するのをやめ、パキスタンとその同盟国である中国に支援を求めるよう働き掛けている。アフガン政府当局が明かした。

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Getty Images

アフガニスタンのカルザイ大統領

   この訴えかけは4月16日にアフガニスタンの首都カブールで開催された会談でパキスタンのギラニ首相が行ったもの。会談に詳しい筋によると、ギラニ首相はカルザイ大統領に米国は両国を失望させたとし、米国軍を長期的に駐留させることを断念すべきだときっぱりと伝えた。

 こうしたパキスタンによるアフガン復興への取り組みから米国を外そうとする動きは、約10年にわたる争いが終盤に差し掛かるなか、米政府とパキスタン政府の緊張関係が、自分たちのやり方で紛争終息に持ち込もうとする米国の期待を打ち砕く恐れがあることを明確に示している。

 米軍率いる駐留連合軍は2014年末をめどにアフガニスタンからおおむね撤退することが予定されている。これを受けて、米軍撤退後に備えてパキスタンやイラン、インド、ロシアをはじめとする近隣諸国は影響力獲得に向けた争いを始めている。

 パキスタンは、過去にタリバン運動推進で果たした役割やアフガニスタンのタリバン反政府武装勢力に対する継続的支援によって、アフガニスタンでとりわけ有利な立場を得ている。米国とパキスタンは表向きは同盟関係にあるが、米国、パキスタン双方の相次ぐ失策により両国関係は過去数年で最も冷え込んでいる。

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パAgence France-Presse/Getty Images

パキスタンのギラニ首相(右)とアフガニスタンのカルザイ大統領

 パキスタン政府当局は、近隣地域で米国が主導権を握ることをもはや受け入れる気はないと話す。パキスタン政府高官は「自国の利益を守れるのは自分たちだけだ」とし、「他の誰かに守ってもらおうとは思っていない。米国はなおさらだ。撤退するならさっさと出て行くべきだ」と述べた。

 カルザイ大統領の意向に詳しい筋によると、政権内の親米派と反米派がそれぞれ大統領を味方に付けようと躍起になっており、大統領はパキスタンの申し入れによって迷いをみせている。

   4月16日の会談内容がリークされたことも、そうした政権内の攻防を映したものとみられる。本紙に会談の詳細を明かした政権内の親米派は、14年以降の米国とアフガニスタンの関係を明文化した戦略的パートナーシップ協定の合意に向けて、米国に迅速な行動を促すために内容をもらしたとした。

 「先延ばしにすればするほど、パキスタンに自国の利益を確保する時間を与えることになる」と親米派の政府当局者は述べた。

 ワヒード・オマル大統領報道官は「パキスタンがそのような要求をすることはない。たとえ要求したとしても、アフガン政府は受け入れるつもりは一切ない」と述べた。

 一部の米政府当局者は、カブールで行われた会談の内容を聞いており、ギラニ首相の要求を自分たちが通知された理由の一つは、ある当局者いわくパートナーシップ交渉での「アフガニスタンの“提示価格”をつり上げるため」だったとみているとした。

 提示価格には14年以降も米国が大幅な支援を提供することなどが含まれているとみられる。米政府当局はパキスタンの提案を重視していない姿勢を示した。そのような申し入れが行われることは交渉当初から予期していたとし、アフガニスタンでの指導的役割を中国に委ねる案は奇抜ではあると述べた。

 だが、パキスタンの申し出を米国が懸念していることは明らかだ。アフガン政府と米政府当局によると、米軍率いるアフガン駐留連合軍のデービッド・ペトレアス司令官は、4月16日以降3度もカルザイ大統領と面会し、米国の支援をあらためて強調するとともに、パートナーシップ協定合意に向けて少しでも事態を進展させようと努めている。

 一方、カルザイ大統領は米国のアフガニスタンに対する思惑に不信感を表明しており、米軍の態度にますます反感を強めている。同じくアフガニスタンとパキスタンの関係も緊張に満ちている。カルザイ大統領は過去1年でパキスタン指導部と距離を縮めてはいるものの、アフガニスタン人の多くはパキスタンをお節介で抑圧的とみており、米軍撤退後にパキスタンの支配が拡大することを警戒している。

 米国とアフガニスタンとのいわゆる「戦略的パートナーシップ宣言(Strategic Partnership Declaration)」に関する正式な交渉は3月に開始された。協議の内容は現在のところまだ漠然としている。最も激しい議論となりそうなのが、米軍が14年以降も長期的に駐留し、アフガン軍の強化と訓練を続け、国際テロ組織アルカイダとの戦いを継続するかどうかについてだ。

 米政府当局は、アフガニスタンにおける米国の支配力を14年以降も安定化させなければ、アフガニスタンが再び西側諸国への攻撃をもくろむイスラム過激派の温床となりかねないことを警戒している。

記者: Matthew Rosenberg   

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